The King and I @ London Palladium
1951年の初上演から再演を繰り返し、2015年に4回目のブロードウェイで再演されトニー賞の「再演ミュージカル作品賞」を受賞したプロダクションが遂にロンドンで上演!
そして、日本人には誇らしい、世界で活躍する渡辺謙さんがブロードウェイ版に続きロンドン版でも続投。
ロンドン版には、大沢たかおさんも出演とあって、日本人の観客も多いミュージカルです。
会場
パラディウムシアターは、レスタースクエア駅から徒歩2分。
リージェンツストリートとオックスフォードストリートのどちらからもアクセスでき、大人気のデパートリバティのすぐ近くです。
プレシアターのお食事には、ソーホー、チャイナタウンなどがオススメです。
座席は、出来ればストール(1階)の前の方が見やすくて良いと思います。
ストールの一番後ろなどは、比較的安くチケットが購入できますが、舞台までちょっと距離があります。
あらすじ
舞台は、1862年のシャム(現在のタイ)。
教師のイギリス人アンナは、シャムの王様の子供達(多妻の為、子供も沢山いる)の家庭教師としてやって来る。
初めは、王様が国のルールである事に不満を募らせ、衝突をする王様とアンナ。
しかし、王様が西洋から「野蛮人」だと思われている誤解を解こうと、アンナは王様の手助けをする事に…。
私の評価
満足度★★★
英語の難易度★
アンナ役のケリー・オハラはブロードウェイ版でトニー賞を受賞し、ロンドンのウエストエンド版でも続投。安定の美しい歌声を披露してくれます。
そして、ビルマから王様の妻の1人としてシャムに送られたタプティム役のNA-YOUNG JEONさん(オランダ生まれの韓国人)の歌が上手すぎてびっくりしました。
ミュージカルに出ている方は、皆さん歌の上手な人ばかりなのですが、その中でもこんなに飛び抜けて上手い人は久しぶりに見ました。
とっても細くて華奢なのに、声量があって、観客の反応もずば抜けて良かったです。英語の発音もとっても綺麗。
シャムの首相クララホムを演じたのは、大沢たかおさん。正直、何を言っているかあまり分かりませんでしたが、あの長いセリフを英語で全部覚えたのは凄いなぁと関心。流石、俳優さん。
王様役の渡辺謙さんは、歌というよりお芝居がメインの役。
そして、英語や西洋の文化を学ぼうとしている頑固な王様という役なので、英語が多少聞き取り難くても、チャーミングで笑いも取れて観客にも好かれるキャラクターがハマり役でした。
通常ロンドンのミュージカルやお芝居は7時半開演なのですが、こちらは7時から3時間。
かなり長い作品なので、見に行く方も多少覚悟をして行った方が良いかと思います。
ご家族連れの場合は、夜遅くなってしまうので水・木・土のお昼のショー(マチネ)がオススメです。
ブロードウェイの作品だからか、セットや衣装もスケールが大きくて豪華で、子役を含む出演者も多く、初めてミュージカルを見る人にもオススメのクラシカルなミュージカルです。
タイの方が見ると、どう感じるのか分かりませんが、アジア系の役者さんが沢山出演出来る貴重な作品。
エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ….。
チケットの取り方
2018年9月29日まで上演。