The Grinning Man @ Trafalgar Studios
「レ・ミゼラブル」で有名なヴィクトル・ユーゴーの「笑う男」を基に作られたオリジナルミュージカル。
ロンドンでも大人気だったナショナルシアター「ウォー・ホース ~戦火の馬~」の監督トム・モリスによる監督作品ということで話題を集めています。
イギリス西部の都市ブリストルの劇場で2016年に公開されて人気を博し、ロンドンで上演される事になった作品です。
会場
比較的、どの席でも見やすいのが特徴。ナショナルシアター オリビエシアターの小さい版みたいな感じですね。
ナショナルギャラリー/トラファルガー広場からすぐ近くにあるトラファルガースタジオは、チャリングクロス駅が最寄駅。
お食事をするならば、チャイナタウンかコベントガーデンが便利です。
あらすじ
笑っていない時も、笑っている様に見える様な顔にされた少年グウィンプレン。
(余談:バッドマンに出てくるジョーカーのモデルになったそう)
孤児のグウィンプレンと盲目の少女デアは、ウルシュスによって育てられ、一緒に見世物小屋の興行を行なっている。
グウィンプレンとデアの2人は次第に惹かれ合う様になるが、グウィンプレンは自分の醜い顔を気にしてなかなか一歩を踏み出すことが出来ない。
何故、そして一体誰がグウィンプレンを「笑う男」にしたのか…
見世物小屋を訪れた王室のメンバーが、グウィンプレンを気に入ったことで様々な事件が起こり始める…ダークで不気味なミュージカル。
*12 歳以下には不向きな内容です。
私の評価
満足度★★
英語の難易度★★★
ダークな題材なのと、歌の入り方や終わり方が微妙でミュージカルである必要があるのか?お芝居だったらもっと良かったのでは?と思ってしまいました。
楽曲も耳に残らないし、曲というか曲の一部という感じも否めませんでした。
役者たちに歌唱力があっただけに、ちょっと残念でした。
セットや劇場全体の装飾は、独特の世界に一気に引き込まれる様で
ステージ以外の場所の使い方も良かったし、動物のパペットの操り方は、さすが「ウォー・ホース ~戦火の馬~」の監督!という感じでした。
ミュージカル向けの題材ではないのに、無理やりミュージカルらしくしようとして全体の統一感がないというか、上手くまとまっていない感じがしました。
しかし、新聞やオーディエンスからの評判はとても良いので、気になる方は是非ご自身の目で確かめて見てください。
初めてのミュージカル、楽しいショーが見たいという人にはあまりおすすめしません。
チケットの取り方
公式ホームページまたは、無料アプリでも安く簡単にチケットが取れますよ。
2018年2月17日まで公演中。