ロンドン ミュージカル/舞台

狂気しか感じられない「ハンド トゥ ゴッド」

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Contents

Hand to God @ VAUDEVILLE THEATRE

ブロードウェイで上演され、2015年トニー賞にノミネートされた作品がウエストエンドにやって来たという事で話題になっている舞台作品。
主役 (ジェイソン)は、ハリーポッターの映画でダドリー役を演じたハリー・メリング

会場

ヴォードヴィル シアターは、コベントガーデンチャリングクロスレスタースクエアなどの駅からアクセス出来ます。
プレシアターのお食事は、レストランの多いコベントガーデンエリアですますと便利です。

あらすじ

父を亡くし、失意のジェイソンは母マージェリーが開く教会での靴下人形劇グループに参加する。

そのグループには、ジェイソンの恋するジェシカと、不良でマージェリーに恋するティモシーが参加している。
そこに同じくマージェリーに気のある牧師グレッグも参加し、夫を亡くし自暴自棄気味なマージェリーと、父を亡くし情緒不安定ながらも本音を言えないまま爆発しそうな気持を抑えているジェイソンとの5人の中で様々なドラマが巻き起こる。

私の評価

満足度★★
英語の難易度★★

プロテスタントの教会を舞台に、暴力やセックス、宗教冒涜など様々なタブーが繰り広げられるのですが、それが前にも似た様な作品があったのではと思わせる感じで、役者の演技はいいのだけれど、正直ぱっとしない作品。

靴下の人形は、ハリー・メリングさんの人形遣いのスキルは凄いなと感心しましたが、キャラクターではなく、あくまでも「靴下で出来た人形」として客観的に捉えられている事もちょっと奇妙に感じました。

アメリカンコメディと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、ただただ暴力的であったりして最終的には「心に傷を持った青年が本当の気持ちを言えず、コントロール出来ない」という事を言いたいだけだったのかな?と思わせる、ちょっと期待外れな「ハンド トゥ ゴッド」でした。
(現在の所、あまりロンドンでの評価も高くない様です…)

チケットの取り方

当日券や、事前購入でも割引が出ています。