ロンドン ミュージカル/舞台

過去の栄光と現在の葛藤を描く「フォリーズ」

follies

Contents

Follies @ National Theatre

1971年にブロードウェイで初演された作品。イギリスでは1987年にロンドンで上演されました。

2017年にナショナルシアターで再演され、大好評を博した作品の再上演です。日本では、ナショナルシアターライブでも上映されています。

会場

ナショナル・シアターは、ウォータールー駅から徒歩約3分。

ロイヤル・フェスティバルホールの横にあります。

 

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あらすじ

1971年にブロードウェイで初演され、トニー賞最優秀楽曲賞に輝いたスティーヴン・ソンドハイム作詞作曲のミュージカル。取り壊しになるレヴュー劇場に集った往年のスターたちの姿を、現実と回想を交錯させながら描く。ドミニク・クック演出のもと、イメルダ・スタウントンやジャニー・ディー、トレイシー・ベネット、フィリップ・クワストら豪華ベテラン勢が集結。

若い頃一緒だった仲良し男女4人が、秘めた思いを持ちながらそれぞれの道を進み、現状の生活に不満を持ったまま再会したら…切ない大人のストーリー。

私の評価

満足度★★★
英語の難易度★★★

40名のキャストに21名のオーケストラという、圧巻な豪華ミュージカル。コスチュームが眩しいほどの美しさ(特にヘッドアクセサリー)で、釘付けになります。

引退したスターたちの同窓会的な設定なので、比較的登場人物の年齢層が高めですが、メインの役者さんたちの年齢層がこんなに高いミュージカルもなかなか無いと思います。
その点では、若い男女の恋物語を描く他のミュージカル作品とは少し違いますが、
音楽もスケールの大きさも「ザ・ブロードウェー」と言った感じを受けました。

各キャラクターの見せ場がそれぞれ用意されているのですが、後半30分はそれまでと一気に設定が変わり、それはそれで面白かったです。2時間15分休憩なしのノンストップで、役者さんたちは、結構大変な作品だと思います。

過去のキャラクターと現在のキャクターが、シンクロしながら同時にステージに立つという試みはとても面白いのですが、最終的には内容としては少し物足りなく感じました。
役者さん達が、みんなベテランで上手すぎて安定し過ぎているからでしょうか?(笑)

チケットの取り方

公式ホームページ携帯アプリでも購入可能

2019年5月まで上演が決まっています。