A Christmas Carol @ The Old Vic Theatre
イギリスが誇る文豪 チャールズ・ディケンズによる物語。
1843年に出版され、今でも愛され続けている名作でイギリスではクリスマスに定番の物語です。
日本では、もしかするとディズニーのスクルージ叔父さんの方が有名かもしれませんね。
公演終了ギリギリになってしまいましたが、なんとかチケットを取ることができました。
会場
今回の作品に限っては、舞台上に席を作ったり、花道を真ん中に設けたりと、いつもとは座席のレイアウトが違いましたが、通常は、どの座席でも比較的見やすいです。
舞台からは遠いので、なるべく前方の席の方が役者さんの表情まで見やすくていいかもしれません。
オールドヴィックは、ウォータールー駅が最寄駅。
ウォータールー駅からオールドヴィック近辺は、あまりレストランは多くありません。
(パブとバーガーレストラン、ピザ、メキシカンくらい)
ウォータールー駅構内にもいくつかレストランがあります。
簡単にお食事を済ませたい方は、ウォータールー駅を出たところにスーパーマーケットがあります。
また、オールドヴィックの斜め向かいに、韓国料理のテイクアウト&イートインのお店「Oseyo」が出来ていました。(1月19日オープン!)
あらすじ
Wikipediaには
作品の主人公は、エベネーザ・スクルージという初老の商人で、冷酷無慈悲、エゴイスト、守銭奴、人間の心の暖かみや愛情などとはまったく無縁の日々を送っている人物である。
と滅茶苦茶に書かれている、とにかくケチんぼで意地悪なおじいさんが主人公。
クリスマスイブに仕事の元パートナーだったジェイコブ・マーレイの亡霊が現れ、これから過去、現在、未来から3人の幽霊がスクルージの元を訪ねると告げます。
その3人の幽霊がスクルージに、本当に今のままでいいんですか?と自分の普段の行いを考え改めさせられる様な道徳的なお話。
スクルージ役には「ノッティングヒルの恋人」や「もうひとりのシェイクスピア」でおなじみのリス・エヴァンス。
脚本は、ハリーポッターのお芝居もJKローリングと共同執筆したジャック・ソーンが担当。
セットとコスチュームは、大ヒットミュージカル「マチルダ」を担当したロブ・ハウエル。
照明は、同じく「マチルダ」と先日観劇した「ザ・バースデー・パーティー」のデザインをしていたヒュー・ヴァンストーン。
私の評価
満足度★★★★
英語の難易度★★
クリスマス作品のパフォーマンスという事で、観客には家族連れや学生の団体の生徒さんたちも多く見受けられました。
会場では、クリスマスの定番ミンスパイ、みかん (こちらでは、サツマと呼ばれています)が配られていたり、ホットワインを飲んでいるお客さんもいて会場内はクリスマス気分。
客席に雪が降ってくる演出も、またクリスマスに戻った様な気持ちにさせてくれました。
ステージを囲む形の座席だったため、どの座席でも楽しめる様に役者の方達があちらこちらから登場し、楽しませてくれました。
家族向けだからと言って、いかにも子供向きという演出でもなく、2時間半もあっという間、もっと見ていたかったです。
コメディ要素もあり、役者の方々によるハンドベルの演奏、客席を巻き込んだ演出など、子供から大人まで楽しめる作品でした。
特に照明の使い方が印象的で、終演前に見られて良かった!と思える作品でした。
チケットの取り方
ごめんなさい!2018年1月20日までの公演でした。
オールドヴィックに興味のある方は公式ホームページへどうぞ。
ちなみにハリウッドでクリスマスキャロルを元にしたラブコメディも作られています。